至誠

私たちは何を一番大切に生きるべきか

競争に負ける

昨日の夜ある会社の長年付き合いのある取締役、正確には前取締役の慰労会という名目で飲みました。
彼はまだ60なのにスパッと会社から去るというので「社長と喧嘩でもしたのか」と冗談で聞いたら「(彼と同期の)X氏を専務に昇進させるので取締役を降りてくれないか、別の役職で処遇するから、と社長に言われた」とのこと。
「何と言っていいのか分からないけれど、まだ会社が必要としてくれてるんだったら残るべきだろう」と言っても「もう俺はお払い箱だし、こんな会社のために働こうとは思わない」の一点張り。
何とも切ない話ですがこれが普通に起きてる現実です。
ほんの一時の感情で重要な人生の選択をすることになるのです。
マキャベリが、運命は我々の行動の半分を支配し半分を我々自身に委ねている、と言いましたがその通りです
彼の場合はきっと他から声がかかるくらいに顔が効き仕事ができる人材なので心配はいらないのかもしれませんが、人生100年時代を考えると早く世の中変えないと大変なことが起きます。
至誠