至誠

私たちは何を一番大切に生きるべきか

本を読む

何を隠そう私は本を読むことが苦痛でなりませんでした。
小学校の頃から読書感想文ほど嫌いな宿題はありませんでした。
地図を見たり百科事典を見るのはなんとも思いませんでしたが、とにかく文字だらけのページを見た途端に逃げ出していました。
それがだんだん大人になり、新聞を読む習慣がつき、週刊誌やネット記事も読むようになり、文字への嫌い度は解消されてきました。
とは言っても、小説を読むよりもテレビドラマや映画を見るほうが好きであることに間違いはありません。
文学書は国語や文学部の授業に預けるとしても、学校や大学では教科書や分厚い参考図書を使って授業や講義を受けたり自主学習するわけですから、やはり読書が嫌いとは言ってられません。
私の息子も勉強はさておき読書自体はどうやらあまり好きでなさそうです。
間違いなく息子より読書が苦手な親が言えることでもありませんが、本を読むことで時間が有効利用出来ること、それ以上に本から様々な発見や気づきが生まれることは確かです。
ヒトラーが「読書はそれ自身が目的ではなく目的のための手段だ」と言っています。
強い動機付けがあって読む本とそうでない場合がありますが、本は頭を活性化してくれますし、無言のアドバイスをくれることがあります。
読書で始まり行動で締めくくることができれば充実感も湧くでしょう。
至誠